2004年05月24日

マルコヴィッチの穴、アタクシの中。

『マルコヴィッチの穴』 1999年公開

そんな前だったとは思ってなかった…確かにマルコヴィッチお面が町中に溢れててかなりインパクトあったんだけど、この時期は劇場に足を運ぶ時間の余裕がまったくなくて、見逃したまま幾年月…。

別途、記したとおり昨日の同時間帯でやってた『朝まで歌つるべ』が思いのほか面白くて、アタマの5分くらい見逃して、クレイグ(ジョン・キューザック)がボコボコにされた後からスタート。全体的に画面が暗くて、キャメロン・ディアスがクレイグの嫁・ロッテだってことはオフィシャルサイトではじめて気づいた(≧∀≦)ノ 。途中レスターさんの豪邸でバスローブ姿で髪を束ねたのロッテを見て、なんだカワイイじゃん…とか間抜けな感想をやっと持ったくらい。

最初はCMと例の“お面”とのインスパイアのおかげでコメディムービーなんだと思ってたんだけど、全編通してシュール。だいたい“人”の中に、オフィスの壁の穴から入るってこと事体がシュールなんだけど、クレイグが人形使いってのも何か怪し気だし、オフィスが7と1/2階つーのも、ロッテが家に置いてるチンパンジーもなにもかもシュール。ひとつだけシュールでないとしたらジョンの友人で出てきたチャーリー・シーンくらい?でも「イタコでレズで魔女!! こんなゴージャスな女を離すべきじゃないよ!!」ってな意味合いのセリフにはシュールさを感じました(^^;;)。

マルコヴィッチという器。
本業では生活も出来ない人形師・クレイグの才能をこの“器”に入れたとたんに世間に受け入れられただけでなく認められ、更に展開していく…。これは思うところありましたよ、アタクシは。自分も別の“器”に入れればどうにかなるんではないか?なんて…。ただ、この“マルコヴィッチという器”はマルコヴィッチ本人がいろんな葛藤や努力や克服をした上での“器”だから、ある意味クレイグは楽して成り上がったともとれるし、私も楽できる器が欲しいだけなんだ(^^;;)。

ラストシーンに至って、一番したたかで欲しいもののすべてを手に入れたのはこの二人の女達だった…ってオチは、実にシュール。どんなに科学が進歩しようと女同士じゃ子供はできない。それをマキシンとロッテはこの“マルコヴィッチという器”を使って子を生し、ある意味“幸”を手に入れた。

“マルコヴィッチという器”を乗っ取って、自分のやりたいことを思う存分謳歌して、最後まで“器”から出ることを躊躇したクレイグは傲慢なほど猪突猛進だったけれど、もとの自分に戻ったらすべてを失っていたのに、ダメ押しで妻と愛人にも捨てられ、なおかつ数年後にまた“穴”に出会い、その二人の育てている娘の中に入ったはいいが、少女の意志を操作することも出来ず、もちろん二人の女性にも認識されず…彼はこの『マルコビッチの穴』のすべてのツケをひとりで支払う損な役回りか?

シュールを連発してしまったけれど、マルコヴィッチが自分で穴に入った時の100人のマルコヴィッチはもちろんスパイク・ジョーンズ監督のウィットにとんだテイスト全開!! 何を言っても「マルコヴィッチ!!」「マルコヴィッチ??」で、そこにいる老若男女すべてマルコヴィッチ!! 素敵だけど、あれが彼の意識下にあるものだとしたら、やっぱり自分大好き!!→だから俳優!! なんだろうね〜。

もうひとつあげると、チンパンジーのイライジャのトラウマ的回想シーン…が感動的�Г任瓦兇い泙靴拭�ヾ(゚∀゚)ノ゛アヒャー!!

アタクシの穴の中には何がみえるんだろう?
posted by みし at 00:07| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月16日

とあるブロガーの一考

BLOG始めてそろそろ1ヶ月。

最初に教えて下さった友人は他サービスを使っていたので、
真似してソコにしようかと思ったんだけど、
そこは持ち前の分析根性も湧き上がり、
いろいろ検索したら思いのほか無料BLOGっていろんなとこでやってて、
比較検討の結果、別のところに決定!! → 今に至るワケです。
別の友人はまた別のトコで作ってて、
そこでまた輪が広がったりでいろんなとこを覗かせて頂いたり、
お邪魔したりするようになった。

そしてスタートして1ヶ月。
時々コメントやTBもついたりすると、(≧∀≦)ノヨロコビーッッ!!

…なんて快感も味わいつつ、ちょっと気づいた。
BLOGサービスによってTBやコメントがつきやすい内容って違うのね?…と。そしてそれぞれのサービスで立ちやすいメインテーマにもカラーがあるんだなぁと。スポンサーが大々的についているところは、それぞれのスポンサー代表者BLOGがトップページにならんでたり、某ISPのBLOGは芸能人コラムBLOGのバナーでアピールしてる。

そういう鳴りモノがあると人も集まり、そこでの交流も生まれ、TBもつきやすいのかもしれないけど、沢山の人が見るとなると、お約束と言わざるをえないのかしら?

 インターネットの匿名性

それがここでも発揮されてコメント書き捨て…って人もチョロチョロ見かけるようになった。特にリンク張らないってことは名前を書いたとしても某巨大掲示板と変わらないような気もして、私は比較的コメントしようと思う時は内容も慎重にもなるし、リンクも張るようにしてる。他社ではメールアドレスを入れないと送信できないとこもあったがコレも適当に入れてしまえば送信できたりするからあまり関係ないか?

 “ほぼ匿名”もBLOGの特徴?

私の場合は普通のHPと少し違う観念でBLOGをはじめたので、それがもともとの定義とズレていたからこんな些細なことで驚いているんだろうか。
とはいえ、同調できるコラムにしかコメントする勇気のないちっちぇー自分でしかないんで、“ほぼ匿名”であろうとモノの見方が180度違う人と意見指南や交換のできる前向きさや積極性にも憧れないコトはないし。

どこもそうなのかもしれないけど、○○(旧BLOG)はわりと定番の映画話や日記以外にデータベース的に使っている人も多そう。そしてここでは他所で時折見かけたバトルに遭遇したことがないな。見逃してるところでそういうこともあるのかな…。自分もアツくなって書いた後などは“他の人ってこういうことをどう思っているんだろう?”と気になるけれど、言わない美徳もあるし、コメントするに足りない内容なのかもしれないし…こりゃ日々精進ですな。

とにかく私はここでマッタリと、
意味不明なことを“ほぼ日”で吐き出していこう…。

posted by みし at 18:25| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | BLOG | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月03日

『ホテル・ビーナス』

ホテル ビーナス


CMなどで超・大々的に宣伝していた話題作といえば話題作。
草なぎ(漢字出ないのね?)剛主演、全編韓国語。
 映画館に足を運ぶのは一年に一回あるかないか…ましてやアンチ・ポピュラリティを座右の銘とする私がこんな話題作を公開直後に見に行ったというのも珍しいことだが、友人に誘われてそれも\1800払って見てきたのでここに記しておかねば…(^^;;

緩々と流れるトーンは好き。ちょっと「バクダッド・カフェ」を思い出した。ただ、公開前に「最初ッから泣きっぱなしでした!」とか「ハンカチが離せなかった!」というコメントには意義あり。JAROに電話しようかと思っちゃいました。
 コピーにある「あなたはどの部屋で泣きますか?」の答えは泣くというところまで至らなかったからノーコメント。しいていえば市村正親演じる“ビーナス”と中谷美紀の“ワイフ”、そしてLOVE PHYCHEDELICOの主題歌“Everybody needs somebody”が絶品。途中でちらっと流れたSMAP「夜空ノムコウ」は正直、興醒めしたし、何より最後の香取慎吾に大激怒!! ワイドショーなどの舞台挨拶だか公開記者会見だかを見た時は「ふーん、そうなんだってな感じで特に気にならなかったんだけど、正直、最後のあのシーンは必要ないだろう?…というようなソフトな憤慨でなくて、それまでの数時間を尽く否定したくなるほど不愉快極まりなかった。一緒に見た友人は「単純に草なぎファンと称する人たちはこれを見てどう思ったのか知りたい」と冷静におっしゃっていたが、私はこれを見た全ての人々のご意見をうかがいたい。

「最後の香取慎吾登場の必要性とは?」

つまらない作品では決してない。韓国語でやる意味はあるのか?というご意見を何処ぞで拝見したりもしたが、日本語であのセリフを聞く方が興醒めだと私個人は捉えている。シチュエーションによって登場する他のキャストも、伊武雅刀、松尾貴史、勝村政信、巨漢のピート、そしてつんく♂でさえそれぞれが適材適所に位置づけられていて、彼等を見つけたシーンではなんだか得した気分になれたにも関わらず、消化不良な心持ちでエンドロールを迎えてしまったのがとても残念。

「あなたはどの部屋で泣きますか?」

posted by みし at 02:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

“Subservient Chicken”

“Subservient Chicken”ってご存知でしょうか?

私は最近ネットで拾ったのですが、HOT WIRED JAPANによると、
『バーガーキング』の広告サイト、双方向「ニワトリ覗き見ショー」で大ヒットだそうで、興味本意でちょっとのぞいてきました。

『サブサービエント・チキン』=“従順なニワトリ”だそうで、従順かどうかはご自身で確かめてみて下さい。同記事によると賛否両論のようですが、アタクシは個人的に大ヒットです(≧∀≦)ノ 。

英文でのリクエストですので、堪能でない私が出したリクエストは僅かですがその中でもウケたのは、

「GO AWAY!!」
  去っていってしまいました 後ろ姿がいいよ。(^^;;
「Are You hungry?」
  激しくアップです! 必見!!
「chicken sandwich please!」
  クッションを二つ持ってきて、まさにサンドしてくれます。
「love!」
  チュー(…多分)するために近寄ってきてくれます。
  しっぽ部分のアップも必見
「Rolling!」
  クロールしてるみたいな。

最後は「bye bye」で締めたところ、ちゃんと手(羽)を振ってくれます。
グロテスクなCHICKENですが未体験の方はご賞味あれ。
暇つぶしと寂しがりやサンには持ってこい!! です。
posted by みし at 00:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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