さっき『シルミド』って映画やってて珍しくアタマから最後まで見てしまった。
軍人物ってこともあるけど昨今のラブラブ純愛ドラマと違って重い重い!! 熱い熱い!!!
割と真面目に興味深く見てしまったんだけどその中でどうしても気になったのが、日本の俳優さんと似てる人が多いこと。
アタクシ、韓国名ってよく解らないので、役者さんの名前はもとより役名すら覚えてないんだけど、主人公の彼は永瀬正敏、強面でキツイ2曹はベンガル…この人が出てくるたびにアタマの片隅で“悪みし”が「ほら、ベンガルよー!」と囁くのだ。『anego』のお父さんベンガルと立ち位置は違うけど不器用さは確かに似てる(笑)。他に宮迫似の人もいたし、名前わからないけど若手お笑い系も多数発見…。
北の将軍の首を取る極秘任務は計画中止、部隊全員殺害せよと上層部から命令が出るが、それに猛反対するベンガル2曹は再度上層部との交渉のための出張と称して島から出される。出掛けに計画を知っていた数人の見送りにどうした?と問いかけた時、「コイツ、甘いものでも買ってきて欲しいんだと思います」ととっさに言った言葉を何も知らずに真に受けるところはそれまでの訓練の厳しさの裏側に隠してた部下に対する愛情が垣間見えた。
ラストの残った全員自爆。それを前にして2曹が約束通り調達していたお土産のキャンディか何かの袋を落とすシーンは、それまでの島の濃い緑と闇と土の色、そして迷彩と軍服のモスグリーン、男達の焼けた顔と血の赤ばかりだった中に突然ポップな色合いがパッと広がったと同時に軍人ではなくて不器用なひとりの人間としての愛情も散った。
ちなみにこういう映画って政府批判と捉える国もありそうだけどこの作品は大韓民国時代だからいいのか。そしてTVで放映するにあたってもちろんたくさんカットされてるのかしら?
人を殺すことに対する人間の葛藤がそれぞれにあって、映画館には行かないけど見ておいて損はない1本でございました。
そういえばここのところTVでよく映画見てる、てれびっ子。
(母の写真をつぎはぎしてくれた人)
出て来るたびに「ほら、エンケンよー!」と
盛りあがってました(^^;;)
あ、代表選手はなんといっても貴女もオススメ、
松尾スズキ = ぺ。
間違いないっ!! アタシ、こないだ映画公開告知でブラウン管に写った松尾スズキを「なんだ、ぺはまた映画やるのか?」と五秒間思ってしまったんですもの!!!!